MEDVANCE · 共通テスト対策
共通テスト国語 · 現代文 · 約20分

ME-JA-01 · 評論文の読み方・主張と根拠

ゴール 評論文で「筆者の主張」と「根拠」を区別して抜き出し、選択肢を本文の記述だけで判定できる

概要

今日のゴール

評論文で「筆者の主張」と「根拠」を区別して抜き出し、選択肢を本文の記述だけで判定できる

受験での位置づけ

共通テスト現代文は読解力より処理速度と根拠の特定精度で差がつく。文章の内容を深く味わう必要はなく、「どこに書いてあるか」を指差せれば正答できる設計になっている。医学部志望者にとっては、二次に進むための足切り回避が目的なので、確実に取れる型を作って時間を理系科目に回すのが正しい投資判断。

共通テスト攻略の方針

選択肢は本文の言い換えでできている。したがって判定基準はただ一つ、「本文に書いてあるか」。もっともらしくても本文にない価値判断・因果・程度が入っていれば、それは誤答。自分の常識で判断しないことが最大の得点源になる。

前提チェック

この回のポイント

定義・用語

主張

筆者が読者に受け入れてほしい中心命題。「〜べきだ」「〜ではないか」「〜と言える」などの形をとりやすい。感想や一般論と区別すること。一般論(「よく言われるように〜」)は、多くの場合その後に逆接で否定されるための前振りである。

根拠

主張を支えるために示される材料。具体例・実験データ・統計・因果の説明などが該当する。根拠は単独では設問の答えにならないが、「なぜそう言えるのか」を問う設問では根拠側を答える。設問が主張を聞いているのか根拠を聞いているのかの見極めが先。

核となる手順(試験でそのまま使う)

  1. 設問を先に読む。何を探すかを決めてから本文に入る
  2. 各段落の役割を一文字でラベルする(導=導入/例=具体例/主=主張/結=結論)
  3. 接続語に印をつける(特に逆接「しかし」「だが」「ところが」)
  4. 主張候補を一文で書き出し、それを支える根拠段落を指で押さえる
  5. 選択肢を本文の記述と1対1で照合する。照合できない語が1つでもあれば切る

例題A(標準・型の確認)

ある評論文で、第4段落の末尾に「したがって、我々はこの技術の導入を急ぐべきではない」とあり、第3段落には導入国での事故件数の推移を示す実験データが置かれている。主張と根拠はそれぞれどれか。また、この判定の根拠となる手がかりを挙げよ。

解答A

例題B(共通テスト型・やや実戦)

評論文で「しかし」の後に筆者の立場が来るのはなぜか。この構造を利用した読み方を述べよ。

解答B

$$一般論・通説 \;\rightarrow\; 「しかし」 \;\rightarrow\; 筆者の主張$$

- 逆接の接続語にはすべて印をつける。時間がないときは逆接の後だけ拾えば主張に当たる確率が高い。

- 逆接のにある内容は、選択肢に出てきても筆者の考えではない。ここが最頻出のひっかけ。「よく言われるように〜」「たしかに〜」の後の内容を筆者の主張として選ばせる選択肢が必ず用意されている。

- 「たしかに〜。しかし〜」という譲歩構文も同型。「たしかに」の中身は筆者が譲った部分であって主張ではない。

演習(自力で再現)

$(1)$ 主張を探すとき、最初に見るべき3か所を挙げよ。

$(2)$ 選択肢が誤りになる典型パターンを3つ挙げ、それぞれ具体例を示せ。

解答

- ①は主張が置かれる定位置。②は筆者が重要だと考えている証拠(同じ内容を言葉を変えて何度も書く)。③は立場の切り替わり点。

- この3か所を先に見れば、全文を精読しなくても主張候補が絞れる。時間との勝負である共通テストではこの順序が効く。

- ① 言い過ぎ(程度のすり替え) 本文「〜の場合もある」→ 選択肢「〜は常に〜である」。「すべて」「必ず」「決して」などの強い語が入ったら本文を確認する。

- ② 本文にない因果 本文には A と B が並べて書いてあるだけなのに、選択肢が「A によって B が生じる」と因果に変えている。並列を因果にすり替えるのが定番。

- ③ 主客の入れ替え 本文「A が B に影響を与える」→ 選択肢「B が A に影響を与える」。急いで読むと見落とす。

- いずれももっともらしく読めるが本文に書いていないという共通点を持つ。判定基準は内容の妥当性ではなく、本文との一致だけ

落とし穴(減点・ひっかけパターン)

到達チェック(完璧の条件)

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次は ME-JA-02。本単元の到達チェックをすべて満たしてから進む。

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