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台本 ME-ES-01
構成(12ブロック)
- フック(なぜ今この単元か)
- ゴール提示
- 受験での位置づけ
- 前提チェック
- ポイント3つ
- 定義
- 手順ウォークスルー
- 例題A(標準)
- 例題B(受験)
- 演習
- 落とし穴
- 到達チェック・次単元
注意
- 本文(lessons/ME-ES-01.md)に準拠。創作で範囲を広げない。
- 計算は声に出して手順を言う。
- ブランド名は Medvance のみ。
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申込 →医学部小論文
医学部小論文が知識・論理・配慮の3点で評価されることを理解し、感想文との違いを構造の面から説明できる
STEP 1
動画
動画は準備中です。教材PDFと授業本文から学習を始めてください。
STEP 2 · スライド
授業スライド。画面共有・印刷・手元確認用です。
スライドPDFを開くSTEP 3 · 教材
例題・解答つきの学習正本。ダウンロードして復習に使えます。
教材PDFをダウンロードSTEP 4
音声
音声は準備中です。
STEP 5
到達ゴール
医学部小論文が知識・論理・配慮の3点で評価されることを理解し、感想文との違いを構造の面から説明できる
上のゴールを意識して、動画・教材PDFで手順を再現してください。
目安 16分 · 章: 小論文の型
STEP 6
授業後に解いて、前提の穴を確認してください。解答は開いて確認できます。
小論文と感想文の違いを、構造の面から2点挙げよ。
根拠があるか、構成が設計されているか の2点。 — 感想文は書き手を伝える文章、小論文は読み手を説得する文章。目的が違うため、根拠と設計された構成を必要とする。
医学部小論文で最も差がつきやすい要素はどれか。
想定される反論に触れ、それに応答すること — 医療テーマは立場によって正解が変わる。反論への言及は「配慮」の評価に直結し、ここを落とす答案が非常に多い。
医療知識が豊富なだけでは高得点にならない理由を1つ挙げよ。
知識は根拠として主張に接続されない限り得点にならないため。用語や統計を並べるだけでは説明にとどまり、論証になっていない。 — 「〜だから、私は〜と考える」の形に組み込んで初めて知識が機能する。
想定される反論に応答するときの型を、3段階で述べよ。
①反論をいったん認める ②論点をずらして再定位する ③自分の主張の優位を示す。 — 頭ごなしに否定しないことが配慮の評価につながる。「その懸念は妥当である。ただしそれは〜の問題ではなく〜の問題である」という運びが基本形。
小論文の結論部でやってはいけないことはどれか。
新しい話題や論点を持ち出す — 結論は主張の再提示の場。ここで論点を増やすと論証が閉じないまま終わってしまう。
ME-ES-01 医学部小論文で見られる力
医学部小論文が知識・論理・配慮の3点で評価されることを理解し、感想文との違いを構造の面から説明できる
小論文は「文章がうまい人が受かる試験」ではない。評価されるのは文才ではなく、主張を根拠で支え、反対の立場にも目を配れる思考の形。 これは型として学習でき、短期間で得点が動く。学科で差がつきにくい医学部入試では、ここが実質的な合否の分岐になることが多い。
書く前に「型」を固める。主張 → 根拠 → 想定される反論 → それへの応答 → 結論という骨格を先に用意し、テーマが変わっても同じ骨格に流し込む。医療テーマの知識は骨格を埋める材料であって、骨格そのものではない。
与えられたテーマについて、根拠を示しながら自分の意見を論証する文章。「思ったこと」ではなく「そう考える理由」が本体である点で、感想文と決定的に異なる。
医療は常に立場の異なる複数の当事者(患者・家族・医療者・社会)が関わる。自分の主張が誰にとって不利益になりうるかを認識し、それに触れられること。 医学部小論文で「知識も論理もあるのに点が伸びない」答案の多くは、ここが欠けている。
小論文と感想文の違いを、構造の面から説明せよ。
- 感想文は「私はこう感じた」で完結してよい。感じ方に正誤はないため、根拠を求められない。
- 小論文は「私はこう考える。なぜなら〜だから」が必須。根拠のない主張は、どれだけ立派でも論証として成立しない。
- 感想文は心の動いた順に書いてよい。
- 小論文は主張 → 根拠 → 反論への応答 → 結論という順序が決まっている。読み手が論の妥当性を検証できるようにするための順序であり、崩すと評価が下がる。
医療知識が豊富であるだけでは医学部小論文で高得点が取れないのはなぜか。理由を2つ挙げて説明せよ。
- 用語や統計を並べただけの答案は、説明はしているが論証していない。 例えば「日本の高齢化率は約29%である」と書いても、それが自分の主張のどこをどう支えるかを示さなければ、採点者から見れば無関係な情報にすぎない。
- 知識は根拠のポジションに置かれたときだけ得点になる。「〜だから、私は〜と考える」の形に組み込む必要がある。
- 終末期医療、医療資源の配分、告知の是非といったテーマは、知識で答えが決まらない。立場によって正解が変わる問題として出題されている。
- このとき求められるのは、自分の結論とそれによって不利益を被る側への目配り。「患者の自己決定を尊重すべきだ」と書くなら、判断能力が十分でない患者や、家族の負担にも触れられるか。ここに触れない答案は、知識が正確でも「配慮」の評価が空欄のままになる。
$(1)$ 小論文対策で最初に固めるべきものは何か。理由も述べよ。
$(2)$ 「患者本人への がん告知は原則として行うべきである」という主張に対し、想定される反論を1つ挙げ、それへの応答を書け。
$(3)$ 次の一文を、小論文の答案として通用する形に書き直せ。「高齢化が進んで医療費が増えているのは大問題だ。国はもっとしっかり対策すべきだと思う。」
- 想定される反論 「告知によって患者が精神的に強い衝撃を受け、治療への意欲や生活の質が損なわれる場合がある。」
- 応答 「その懸念は妥当である。ただしそれは告知そのものを避ける理由ではなく、告知の方法とその後の支援体制を整える理由と考えるべきである。伝える時期・場所・同席者を配慮し、精神的支援を並行させることで衝撃は緩和できる。一方、告知を行わなければ患者は残された時間の使い方を自ら選ぶ機会を失う。これは回復不可能な不利益であり、避けられる不利益と避けられない不利益を比べれば、原則として告知すべきである。」
- 応答の型 反論を否定せず、いったん認める(「その懸念は妥当である」)→ 論点をずらして再定位する(「告知の可否ではなく方法の問題」)→ 自分の主張の優位を示す。頭ごなしに否定しないことが配慮の評価につながる。
- 「大問題だ」は程度の価値判断だけで、根拠がない。
- 「もっとしっかり」は何をするのか中身がない。読み手は検証も反論もできない。
- 「〜と思う」で閉じており、論証ではなく感想の形になっている。
- 主語が「国」で自分の立場がない。
- 書き直し例
> 「日本の高齢化率は約29%に達し、医療費の増加が続いている。この負担を抑えるには、治療よりも予防に資源を移す必要がある。生活習慣病は発症後の治療費が長期にわたるのに対し、検診と生活指導による予防はより早い段階で介入でき、結果として総費用を抑えられるからである。もっとも、予防への投資は効果が現れるまでに時間がかかり、短期的には支出が増えるという指摘がある。しかしそれは予防を避ける理由ではなく、効果測定の指標を長期で設定すべき理由と考えるべきである。したがって、医療費対策の中心は予防に置くべきである。」
- 書き直しで入れたもの ①数値による事実 ②一文の主張 ③根拠(因果の説明) ④想定される反論 ⑤反論への応答 ⑥結論での主張の再提示。この6要素がそろって初めて答案の形になる。
次は ME-ES-02。本単元の到達チェックをすべて満たしてから進む。
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