補助
台本(12ブロック)を見る
開く
補助
台本(12ブロック)を見る
台本 ME-IF-01
構成(12ブロック)
- フック(なぜ今この単元か)
- ゴール提示
- 受験での位置づけ
- 前提チェック
- ポイント3つ
- 定義
- 手順ウォークスルー
- 例題A(標準)
- 例題B(受験)
- 演習
- 落とし穴
- 到達チェック・次単元
注意
- 本文(lessons/ME-IF-01.md)に準拠。創作で範囲を広げない。
- 計算は声に出して手順を言う。
- ブランド名は Medvance のみ。
無料相談で「医学部受験バイブル」進呈今なら無料相談特典で「医学部受験バイブル」プレゼント
申込 →共通テスト情報
「問題の明確化 → 情報収集 → 整理・分析 → 提案 → 評価」の型を場面問題に適用し、情報源を信頼性の観点から吟味できる
STEP 1
動画
動画は準備中です。教材PDFと授業本文から学習を始めてください。
STEP 2 · スライド
授業スライド。画面共有・印刷・手元確認用です。
スライドPDFを開くSTEP 3 · 教材
例題・解答つきの学習正本。ダウンロードして復習に使えます。
教材PDFをダウンロードSTEP 4
音声
音声は準備中です。
STEP 5
到達ゴール
「問題の明確化 → 情報収集 → 整理・分析 → 提案 → 評価」の型を場面問題に適用し、情報源を信頼性の観点から吟味できる
上のゴールを意識して、動画・教材PDFで手順を再現してください。
目安 18分 · 章: 情報社会の問題解決
STEP 6
授業後に解いて、前提の穴を確認してください。解答は開いて確認できます。
問題解決のプロセスで最初にやるべきことはどれか。
問題の定義と目標の明確化 — 手段から入ると、解くべき問題がずれたまま作業だけが進む。また問題を定義しないと「何がどうなれば成功か」が決まらず、実施後の評価もできない。
良い問題定義が満たすべき3つの条件を挙げよ。
①現状が数値で書かれている ②目標が数値で書かれている ③手段も原因も含まない。 — 「来場者が300人だが目標は500人。この200人のギャップが問題」の形。原因や手段を混ぜると他の可能性を検討できなくなる。
「厚生労働省の統計をもとに新聞社が作成した記事」は一次情報か二次情報か。理由も述べよ。
二次情報。統計という一次情報に由来するが、新聞社による選択・要約・解釈が加わっているため原資料そのものではない。 — 二次情報が誤っているという意味ではない。ただし結論を左右する数値なら、さかのぼれる以上は元の統計に当たるべき。
次の文のうちファクトはどの部分か。「昨年度の当校の欠席率は5.2%であり、これは深刻な水準である。原因は生活習慣の乱れだと考えられる。」
「昨年度の当校の欠席率は5.2%であり」の部分のみ。 — 「深刻な水準である」は価値判断、「原因は〜と考えられる」は検証されていない推測。丸ごと事実として受け取ると、確かめていない因果まで前提にしてしまう。
SNSで同じ内容の投稿を複数見つけた。これは裏取りになるか。
ならない。出所が同じなら1つの情報源にすぎない — 転載は同一の情報源の複製。裏を取るには別系統の情報源、できれば一次情報にさかのぼる必要がある。
ME-IF-01 問題解決の手順と情報の信頼性
「問題の明確化 → 情報収集 → 整理・分析 → 提案 → 評価」の型を場面問題に適用し、情報源を信頼性の観点から吟味できる
共通テスト「情報I」は用語の暗記では点にならない。具体的な場面を与えて「この状況で何をすべきか」を判断させる出題が中心であり、判断の基準となる型を持っているかどうかで差がつく。この回で扱う問題解決のプロセスと情報の信頼性評価は、後続のデータ活用・情報デザイン・セキュリティのすべてで前提になる。
場面問題では「もっともらしい選択肢」が必ず複数用意されている。判定の軸は「型のどの段階の話をしているか」。手段の話をすべき段階なのか、問題定義の段階なのかを見極めれば、順序を飛ばした選択肢を機械的に切れる。
現状と目標のギャップを問題として定義し、情報に基づいて解決策を選び、実施後に評価する一連の流れ。「問題の明確化 → 情報収集 → 整理・分析 → 解決案の立案と選択 → 実施 → 評価」という順序を持つ。順序に意味があり、飛ばすと的外れな解決策になる。
一次情報は、事象に直接由来する原資料(実験の測定データ、政府の公式統計、当事者本人の発言、原論文)。二次情報は、一次情報をもとに誰かが解説・要約・引用したもの(新聞記事、まとめサイト、教科書)。二次情報は理解しやすい代わりに、要約の過程で誤りや偏りが混入しうる。
ファクトは検証すれば真偽が確定する記述(「2020年の平均気温は◯◯度だった」)。オピニオンは書き手の価値判断(「気温上昇は深刻だ」)。オピニオンが悪いのではなく、両者が混ざった文章を全部ファクトとして受け取るのが危険。
SNSの投稿だけを根拠にして結論を出すことの危険性を説明せよ。また、その情報を扱うとしたら何をすべきか述べよ。
- 投稿が引用している一次情報にさかのぼる(元の統計・論文・公式発表を確認する)。
- 一次情報が示されていない場合は、別系統の情報源で裏を取る。同じ投稿の転載を複数見ても裏取りにはならない。
- 記述をファクトとオピニオンに切り分け、ファクト部分だけを検証対象にする。
$(1)$ 一次情報の例を3つ挙げよ。
$(2)$ 「厚生労働省の統計をもとに新聞社が作成した記事」は一次情報か二次情報か。理由も述べよ。
$(3)$ 次の文をファクトとオピニオンに分けよ。
「昨年度の当校の欠席率は $5.2\%$ であり、これは深刻な水準である。原因は生活習慣の乱れだと考えられる。」
- 理由:記事の内容は厚生労働省の統計という一次情報に由来しているが、新聞社が選択・要約・解釈を加えている。どのデータを取り上げ、どう見出しをつけるかの判断が入る時点で、原資料そのものではない。
- 重要な含意 二次情報が誤っているという意味ではない。ただし元の統計に当たれば確認できる以上、結論を左右する数値なら一次情報を見るべきである。共通テストではこの「さかのぼれるか」が問われる。
- ファクト 「昨年度の当校の欠席率は $5.2\%$ であり」← 記録を調べれば真偽が確定する。
- オピニオン 「これは深刻な水準である」← 何をもって深刻とするかは価値判断。他校平均や過去の値と比べなければ判定できない。
- オピニオン(推測) 「原因は生活習慣の乱れだと考えられる」← 「考えられる」とある通り推測。因果はデータで示されていない。
- 切り分けの効用 この一文を丸ごと事実として受け取ると、検証されていない因果まで前提にして対策を立ててしまう。**ファクトは $5.2\%$ という数値だけ**である。
$(1)$ 問題解決で最初にやるべきことは「解決手段を探すこと」か。理由とともに答えよ。
$(2)$ 「文化祭の来場者が少ない」という状況を、問題として一文で定義し直せ。
$(3)$ ある健康食品の広告に「利用者の $95\%$ が効果を実感!(当社調べ・アンケート回答者 $40$ 名)」とある。この記述を情報の信頼性の観点から評価せよ。
- 理由:手段から入ると、解くべき問題がずれたまま作業だけが進む。 例えば「来場者が少ない」に対していきなり「SNSで宣伝しよう」と決めると、実は原因が開催日時や会場のアクセスだった場合、宣伝を強化しても来場者は増えない。
- 問題を定義していないと何がどうなれば成功かも決まらないため、実施後の評価もできない。プロセスの最後の「評価」段階が機能しなくなる。
- 手段は、情報収集と分析を経て複数案を比較したうえで選ぶもの。最初に1つに決め打ちするものではない。
- 悪い例 「来場者が少ないので宣伝が足りない」← 原因を断定しており、かつ手段を含んでいる。
- 良い例 「昨年度の文化祭来場者数は $300$ 人だったが、目標は $500$ 人である。この $200$ 人のギャップが問題である。」
- 良い定義の条件 ① 現状が数値で書かれている ② 目標が数値で書かれている ③ 手段も原因も含まない。この3条件を満たせば、後段で複数の解決案を公平に比較できる。
- 発信者 「当社調べ」は、その商品を売る側による調査。利害関係のある当事者が自社に有利な結果を出しているため、独立性がない。
- 根拠 回答者 $40$ 名は母数が小さく、全利用者の傾向を代表しているとは言えない。さらに誰に聞いたのかが不明で、満足している顧客だけに配った可能性を排除できない(選択バイアス)。
- 検証可能性 調査方法・質問文・実施時期が示されておらず、第三者が追試できない。
- 記述そのもの 「効果を実感」は主観の申告であって、効果が測定されたわけではない。ファクトのように見えて、実際にはオピニオンの集計にすぎない。
- 判定 この広告から言えるのは「アンケートに答えた $40$ 名のうち $38$ 名が効果を実感したと回答した」までで、「効果がある」は言えない。
- 共通テストでの狙われ方 数値が入っていると根拠があるように見えるのが罠。$95\%$ という強い数字と $40$ 名という小さい母数の組み合わせは典型的な出題パターン。
次は ME-IF-02。本単元の到達チェックをすべて満たしてから進む。
補助
台本 ME-IF-01