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Medvance

高校物理(受験) · 物理量・単位・有効数字 · Part 1

無料公開動画・PDF・音声あり8力学の基礎

ME-PH-01-P01 · SI単位と単位換算

SI単位を理解し、換算分数で単位換算を途中過程つきで実行できる

STEP 1

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STEP 2 · スライド

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STEP 3 · 教材

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STEP 4

音声で聞く

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STEP 5

このPartのポイント

到達ゴール

SI単位を理解し、換算分数で単位換算を途中過程つきで実行できる

上のゴールを意識して、動画・教材PDFで手順を再現してください。

目安 8分 · 章: 力学の基礎

STEP 6

確認クイズ

授業後に解いて、前提の穴を確認してください。解答は開いて確認できます。

  1. 力学で中心となるSI基本単位の組み合わせを選べ。

    • A.メートル m、キログラム kg、秒 s
    • B.センチメートル cm、グラム g、分 min
    • C.ニュートン N、ジュール J、ワット W
    • D.メートル m、リットル L、時間 h
  2. 力の単位ニュートン N を基本単位で表したものを選べ。

    • A.$\mathrm{kg\cdot m/s^2}$
    • B.$\mathrm{kg\cdot m/s}$
    • C.$\mathrm{kg\cdot m^2/s^2}$
    • D.$\mathrm{kg/m\cdot s^2}$
  3. 単位換算で用いる「換算分数」の性質として正しいものを選べ。

    • A.値が1に等しい分数であり、掛けても量は変わらない
    • B.値が1000に等しい分数である
    • C.分子と分子を掛け合わせるための係数である
    • D.単位を無視して数値だけを変換する道具である
  4. $72\ \mathrm{km/h}$ を $\mathrm{m/s}$ に換算した値を選べ。

    • A.$20\ \mathrm{m/s}$
    • B.$72\ \mathrm{m/s}$
    • C.$259\ \mathrm{m/s}$
    • D.$2.0\ \mathrm{m/s}$
  5. $250\ \mathrm{cm}$ を $\mathrm{m}$ に換算するとき、掛けるべき換算分数を選べ。

    • A.$\dfrac{1\ \mathrm{m}}{100\ \mathrm{cm}}$
    • B.$\dfrac{100\ \mathrm{cm}}{1\ \mathrm{m}}$
    • C.$\dfrac{1\ \mathrm{m}}{1000\ \mathrm{cm}}$
    • D.$\dfrac{10\ \mathrm{cm}}{1\ \mathrm{m}}$
  6. このPartで避けるべき典型誤答を選べ。

    • A.換算分数の向きを確認し、消したい単位が約分されるようにする
    • B.単位を書かずに数値だけを計算し、最後に単位を推測してつける
    • C.計算後に残った単位が求められた単位と一致するか検算する
    • D.組立単位を基本単位に分解して確認する
    解答を見る

    1

STEP 7

授業本文

ME-PH-01-P01 SI単位と単位換算

  • ブランド: Medvance
  • 講座: 基礎講座
  • 科目: 高校物理(受験)
  • 章: 探究と測定
  • 目安: 8分
  • 前提: なし
  • 次: ME-PH-01-P02

今日のゴール

物理量をSI基本単位と組立単位で表し、「1に等しい換算分数」を使って単位換算を途中過程つきで実行できる。

受験での位置づけ

単位は答えの飾りではなく、物理量の意味そのものである。力学・熱・波・電磁気のすべてで、単位の混在は数値が合っていても誤答を生む。このPartでは有効数字や測定誤差へ広げず、SI単位の構造と換算操作を一つの技能として完成させる。

この回のポイント

  • SI基本単位のうち力学で中心となるのは $\mathrm{m,kg,s}$。
  • 速度、加速度、力などの組立単位は基本単位の積・商で表せる。
  • 単位換算は、値が1の分数を掛けて消したい単位を約分する操作である。
  • 数値だけでなく単位も式の中で計算し、最後に求める単位が残るか確認する。

定義・用語

物理量とSI単位

物理量は「数値×単位」で表す。長さのSI基本単位はメートル $\mathrm{m}$、質量はキログラム $\mathrm{kg}$、時間は秒 $\mathrm{s}$。接頭語 $\mathrm{k}$ は $10^3$、$\mathrm{c}$ は $10^{-2}$、$\mathrm{m}$ は $10^{-3}$ を表す。ただし単位記号の $\mathrm{m}$ がメートルか接頭語ミリかは位置で区別する。

組立単位

速度は距離÷時間なので $\mathrm{m/s}$、加速度は速度の変化÷時間なので $\mathrm{m/s^2}$。力は $F=ma$ より

$$\mathrm{N}=\mathrm{kg\cdot m/s^2}$$

と基本単位へ分解できる。

換算分数

$1\ \mathrm{km}=1000\ \mathrm{m}$ だから、$\dfrac{1000\ \mathrm{m}}{1\ \mathrm{km}}$ と $\dfrac{1\ \mathrm{km}}{1000\ \mathrm{m}}$ はどちらも値が1である。消したい単位が分母・分子で打ち消される向きを選ぶ。

核となる手順

  1. 与えられた数値に単位を付けたまま書く。
  2. 消したい単位と、最後に残したい単位を決める。
  3. 消したい単位が約分される向きで、1に等しい換算分数を掛ける。
  4. 数値と単位をそれぞれ計算する。
  5. 最後に残った単位が、問題で求められた単位と一致するか検算する。

例題A(標準)

$72\ \mathrm{km/h}$ を $\mathrm{m/s}$ に換算せよ。途中の換算分数も示せ。

解答A

  • $\mathrm{km}$ を消して $\mathrm{m}$ を残すため、$\dfrac{1000\ \mathrm{m}}{1\ \mathrm{km}}$ を掛ける。
  • $\mathrm{h}$ は分母にあるので、分子側の $\mathrm{h}$ で消すため $\dfrac{1\ \mathrm{h}}{3600\ \mathrm{s}}$ を掛ける。
  • 単位を含めて計算すると

$$72\frac{\mathrm{km}}{\mathrm{h}}\times\frac{1000\ \mathrm{m}}{1\ \mathrm{km}}\times\frac{1\ \mathrm{h}}{3600\ \mathrm{s}}

=72\times\frac{1000}{3600}\frac{\mathrm{m}}{\mathrm{s}}.$$

  • $\mathrm{km}$ と $\mathrm{h}$ が約分され、$\mathrm{m/s}$ が残るので換算の向きは正しい。
  • 数値は $72\times1000/3600=20$。答えは $20\ \mathrm{m/s}$。

演習(自力再現)

$(1)$ $250\ \mathrm{cm}$ を $\mathrm{m}$ に換算せよ。

$(2)$ $15\ \mathrm{m/s}$ を $\mathrm{km/h}$ に換算せよ。

$(3)$ 力の単位 $\mathrm{N}$ を $\mathrm{kg,m,s}$ で表せ。

解答

  • $(1)$ $250\ \mathrm{cm}\times\dfrac{1\ \mathrm{m}}{100\ \mathrm{cm}}=2.5\ \mathrm{m}$。$\mathrm{cm}$ が約分される向きを選ぶ。
  • $(2)$ $15\ \dfrac{\mathrm{m}}{\mathrm{s}}\times\dfrac{1\ \mathrm{km}}{1000\ \mathrm{m}}\times\dfrac{3600\ \mathrm{s}}{1\ \mathrm{h}}=54\ \mathrm{km/h}$。逆向きの換算では結果的に3.6を掛ける。
  • $(3)$ $F=ma$ で、質量は $\mathrm{kg}$、加速度は $\mathrm{m/s^2}$。したがって $\mathrm{N}=\mathrm{kg\cdot m/s^2}$。

落とし穴

  • $\mathrm{km/h}$ と $\mathrm{m/s}$ を混在させたまま公式へ代入しない。先に一つの単位系へ揃える。
  • 換算係数を暗記だけで決めない。3.6を掛けるか割るかは換算分数の約分で決める。
  • 質量のSI基本単位は $\mathrm{g}$ ではなく $\mathrm{kg}$。
  • 面積・体積では換算倍率も二乗・三乗になる。$1\ \mathrm{m^2}=10^4\ \mathrm{cm^2}$ である。

到達チェック

  • 力学の基本単位 $\mathrm{m,kg,s}$ を言える。
  • $\mathrm{N}$ を基本単位へ分解できる。
  • $\mathrm{km/h}$ と $\mathrm{m/s}$ の換算を分数から導ける。
  • 単位を約分し、換算の向きを検算できる。
  • 確認クイズで4/5以上を取れる。

次へ

次は ME-PH-01-P02 で有効数字を扱う。


補助

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ME-PH-01-P01 Storyboard

> 冒頭で講義番号やPart IDを読まず、誤答または問いから開始する。目安7〜9分、内容の完結性を優先する。

0:00-0:35 導入

「単位を書かずに数値だけ計算し、最後に単位を推測してつける」という典型誤答を示し、今日解決する問いを提示する。

0:35-1:50 定義と原理

物理量は「数値×単位」で表す。力学のSI基本単位は m、kg、s。速度は $\mathrm{m/s}$、加速度は $\mathrm{m/s^2}$、力は $F=ma$ より $\mathrm{N}=\mathrm{kg\cdot m/s^2}$ と基本単位に分解できる。 $1\ \mathrm{km}=1000\ \mathrm{m}$ なので $\dfrac{1000\ \mathrm{m}}{1\ \mathrm{km}}$ は値が1。1を掛けているので量は変わらず表示だけが変わる。これが換算分数の根拠である。

1:50-3:05 判断手順

  1. 数値に単位を付けたまま書く
  2. 消したい単位と残したい単位を決める
  3. 消したい単位が約分される向きで換算分数を掛ける
  4. 数値と単位をそれぞれ計算する
  5. 残った単位が求める単位と一致するか検算する

3:05-5:05 基本例題

$72\ \mathrm{km/h}$ を $\mathrm{m/s}$ に換算せよ。 $\dfrac{1000\ \mathrm{m}}{1\ \mathrm{km}}$ で km を消し、$\dfrac{1\ \mathrm{h}}{3600\ \mathrm{s}}$ で h を消す。$72\times1000\div3600=20$。 答えは $20\ \mathrm{m/s}$。単位が約分されて $\mathrm{m/s}$ が残ることを画面で確認する流れを強調する。

5:05-7:25 発展問題

発展1「$15\ \mathrm{m/s}$ を $\mathrm{km/h}$ に」では逆向きの換算になり、結果的に3.6を掛ける形になることを示す。発展2「力の単位 N を kg, m, s で表せ」では、$F=ma$ から $\mathrm{kg\cdot m/s^2}$ を導き、組立単位が基本単位の積・商であることを確認する。

7:25-8:30 誤答修正と到達確認

単位を書かずに数値だけ計算する / 換算分数の向きを逆にする / 接頭語 m(ミリ)とメートル m を取り違える 最後に「換算分数が1に等しい理由を説明できる」「残った単位で検算できる」を自分で説明できるか確認する。

読み上げ注意

  • 組立単位(くみたてたんい)
  • 換算分数(かんさんぶんすう)
  • 接頭語(せっとうご)

教材PDF・スライドPDFをダウンロードして復習できます。

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