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ME-EN-01-P01 文の要素:骨格を取り出す
- ブランド: Medvance
- 講座: 基礎講座
- 科目: 高校英語
- 章: 横断基盤
- 設計: 1中心技能、5〜9分、NotebookLM生成用
今日のゴール
修飾語を外して、英文から主語・動詞・目的語・補語という骨格だけを取り出せる。このPartはこの中心技能だけを扱い、5文型の分類には進まない。
受験での位置づけ
長文で意味が取れなくなる原因の大半は、単語が難しいことではなく、修飾語に埋もれて主語と動詞を見失うことにある。骨格を取り出す操作ができれば、20語を超える文でも「誰が・どうした」を即座に押さえられる。英作文でも、まず骨格を決めてから修飾語を足すという順序が使える。
この回のポイント
- 文の要素はS(主語)・V(動詞)・O(目的語)・C(補語)の4つだけ
- 修飾語(M)はいくら多くても文の要素に数えない
- 前置詞句は必ず修飾語であり、その中の名詞はSやOにならない
- 動詞を先に見つけると、残りの判定が速くなる
定義・用語
- 文の要素:S・V・O・Cの4つ。文の骨格を作る。
- 修飾語(M):要素を説明する語句。副詞、形容詞、前置詞句など。取り除いても文が成立する。
- 前置詞句:
in the parkのような前置詞+名詞のまとまり。全体で1つの修飾語として働く。
判断の根拠
The tall boy in the blue cap runs very fast every morning.という文を考える。まず動詞を探すとrunsである。次に「誰が走るのか」を問うとboyが主語だとわかる。残りのThe tall、in the blue cap、very fast、every morningはすべて修飾語で、取り除いてもThe boy runs.という文として成立する。ここで重要なのはin the blue capのcapを主語や目的語と数えないことである。前置詞の後ろの名詞は必ず前置詞句の一部であり、文の要素にはなれない。この「前置詞句は丸ごと修飾語」という原則が、骨格を正しく取り出す最大の根拠になる。
解法を選ぶ判断
「骨格の取り出し」では、最初に「述語動詞を見つける」を確認し、次に「その動詞に対して誰が・何をを問う」を使って要素を決める。前から順に読んで最初の名詞を主語だと決めつけると、前置詞句に入った名詞を誤って拾う。動詞を軸にすると、この誤りが起きない。結果が出たら「In the morning, the news about the accident surprised everyone.の骨格を取り出せ。」にも答え、基本例題とは修飾語の位置が異なる発展問題でも同じ根拠を使えるか確かめる。
核となる手順
- 述語動詞(V)を見つける
- 「誰が/何が」その動作をするかを問い、主語(S)を決める
- 前置詞句をすべてかっこでくくり、修飾語として除外する
- 残った名詞や形容詞が目的語(O)か補語(C)かを判断する
- 骨格だけを並べ、文として成立するか確認する
基本例題
The tall boy in the blue cap runs very fast every morning.から文の骨格を取り出せ。
解答
- 述語動詞は
runs。
- 「誰が走るのか」を問うと
boyなので、Sはboy。
- 前置詞句
in the blue capをかっこでくくり、修飾語として外す。
The tall、very fast、every morningも修飾語なので外す。
- 残るのは
The boy runs.で、文として成立している。
答え:S=boy、V=runs。目的語も補語もない。
演習
(1) My sister bought a new dictionary yesterday.の骨格を取り出せ。
(2) The students in that classroom are very quiet.の骨格を取り出せ。
(3) On Sunday, we visited the museum near the station.の骨格を取り出せ。
演習の解答
(1) S=sister、V=bought、O=dictionary My、a new、yesterdayは修飾語。
(2) S=students、V=are、C=quiet in that classroomは前置詞句なのでclassroomはSにならない。
(3) S=we、V=visited、O=museum On Sundayとnear the stationはどちらも前置詞句で修飾語。
発展問題
(1) In the morning, the news about the accident surprised everyone.の骨格を取り出せ。
(2) There are three books on the desk.の主語は何か。理由も述べよ。
発展1の解答
- 述語動詞は
surprised。
- 前置詞句
In the morningとabout the accidentをかっこでくくる。
- 「何が驚かせたのか」を問うと
newsなのでSはnews。
- 「誰を驚かせたのか」を問うと
everyoneなのでOはeveryone。
答え:S=news、V=surprised、O=everyone。文頭にも文中にも前置詞句があるが、どちらの中の名詞も要素にならない点が要点である。
発展2の解答
Thereは場所を指す語ではなく、文を導くための形式的な語である。
- 述語動詞は
areで、areが複数形に対応している。
- 複数形の
booksが実際の主語である。
on the deskは前置詞句なので修飾語。
答え:主語はbooks。Thereを主語と誤りやすいが、動詞の形が主語に合わせて変化している点から判断できる。基本例題の「動詞から主語を問う」手順が、特殊構文でもそのまま使える。
落とし穴
- 前から読んで最初に出てきた名詞を主語だと決めつける
- 前置詞句の中の名詞を主語や目的語として数える
- 修飾語が長いと、それを文の要素だと思い込む
到達チェック
- 述語動詞を先に見つけて、そこから主語を特定できる
- 前置詞句をまとめて修飾語として除外できる
- 修飾語を外した骨格が文として成立するか確認できる
There is/are構文の実際の主語を動詞の形から判断できる
読み上げ注意
- 冒頭で講義番号・Part ID・ファイル名を読み上げない。
- 主語(しゅご)/述語動詞(じゅつごどうし)
- 目的語(もくてきご)/補語(ほご)
- 修飾語(しゅうしょくご)
- 英文は自然な英語発音で読み、綴りを1文字ずつ読み上げない。
範囲の境界
このPartでは「骨格の取り出し」を完結させる。取り出したS・V・O・Cを5つの型に分類する操作は次Part ME-EN-01-P02 で扱う。