ME-EN-01-P02 5文型:OとCを関係で判定する
- ブランド: Medvance
- 講座: 基礎講座
- 科目: 高校英語
- 章: 文型と基本構造
- 前提: ME-EN-01-P01
今日のゴール
動詞の後ろの語を、主語または目的語との「イコール関係」で調べ、第1〜第5文型を根拠つきで判定できる。
受験での位置づけ
文型判定は、長文中の名詞が目的語なのか補語なのかを決め、和訳の骨格を崩さないための基礎技能である。動詞ごとの文型を丸暗記するのではなく、語と語の関係を検査する。これにより、初見の動詞や複数の用法をもつ動詞でも判定できる。
この回のポイント
- 第2文型では $S=C$、第5文型では $O=C$ が成り立つ
- 第3文型では $S\neq O$、第4文型では $O_1\neq O_2$
- 前置詞句と副詞は修飾語 $M$ で、文型要素に数えない
- 名詞が2つ続いても、授与関係なら第4文型、説明関係なら第5文型
定義・用語
補語 $C$ は、主語または目的語の性質・状態・同一物を説明する語である。名詞だけでなく形容詞も補語になれる。She became a doctor. では She と a doctor が同一人物なので $S=C$。They painted the wall white. では the wall の結果状態が white なので $O=C$ である。
目的語 $O$ は動作の対象であり、主語や別の目的語と同一物である必要はない。She bought a book. では She と a book は同一ではないため、a book は $O$ である。
核となる手順
- 前置詞句と副詞を括弧に入れ、骨格から外す
- 主語 $S$ と述語動詞 $V$ を確定する
- $V$ の後ろに名詞・形容詞がなければ第1文型を疑う
- 後ろの語が1つなら、$S=$後ろの語を検査する。成立すれば第2文型、成立しなければ第3文型
- 後ろの語が2つなら、1つ目$=$2つ目を検査する。成立すれば第5文型、成立しなければ第4文型
- 最後に日本語の意味を当て、関係が自然か確認する
例題A
次の2文の文型を判定し、根拠を示せ。
- The committee elected Ken captain.
- My aunt gave Ken a camera.
解答A
- 修飾語はなく、骨格は
The committee / elected / Ken / captain。Ken と captain は「ケンが主将になった」という同一関係なので $O=C$。したがって第5文型 $S\,V\,O\,C$。
- 骨格は
My aunt / gave / Ken / a camera。Ken と a camera は同一物ではなく、「ケンにカメラを与えた」という授与関係である。したがって第4文型 $S\,V\,O_1\,O_2$。
- 見た目はどちらも「動詞+名詞+名詞」だが、関係検査によって結論が分かれる。
誤答比較
They found the room empty. を第4文型とするのは誤りである。the room と empty は「その部屋は空である」という説明関係が成立する。empty は物ではなく目的語になれない形容詞で、目的語the roomの状態を説明する $C$。正しくは第5文型。
演習
(1) She looks happy today. の文型を、todayの役割も含めて答えよ。
(2) He showed me the answer after class. の文型を、meとthe answerの関係から答えよ。
(3) We call the dog Pochi. の文型を判定せよ。
解答
(1) todayは時を表す副詞 $M$。She と happy は「彼女は幸せだ」という関係なので $S=C$。第2文型 $S\,V\,C$。
(2) after classは前置詞句 $M$。meとthe answerは同一ではなく授与・提示の関係なので第4文型 $S\,V\,O_1\,O_2$。
(3) the dog と Pochi は同じ犬を指すため $O=C$。第5文型 $S\,V\,O\,C$。
落とし穴
- 動詞の後ろに名詞があるだけで、すべて目的語と決める
- 名詞が2つ並んだだけで、すべて第4文型と決める
- 形容詞は補語にならないと思い、
look happy のhappyを修飾語にする
- 前置詞の後ろの名詞を目的語として文型に数える
到達チェック
- $S=C$ と $O=C$ の違いを例文で説明できる
- 第4文型と第5文型をイコール関係だけで切り分けられる
- 前置詞句・副詞を外してから文型判定できる
- 初見文でも判定根拠を一文で説明できる
次Part
ME-EN-02-P01では、品詞を手がかりに修飾範囲を確定する。