コラム
慶應義塾大学医学部
入試完全ガイド
現役慶應医学部生が、科目別傾向・面接・合格戦略を徹底解説
慶應義塾大学医学部は、日本最難関の私立医学部のひとつです。毎年数千人が受験し、合格できるのは100名あまり。高い学力と面接での人物評価の両方が求められる、非常に特徴的な入試形式です。
このページでは、慶應医学部に在籍する現役学生の視点から、入試の実態・科目別傾向・合格に向けた具体的な対策を詳しく解説します。
偏差値目安
70〜72
6年間学費
約2,200万円
定員
約110名
所在地
東京都新宿区
科目別入試傾向と対策
数学
重要度:高出題傾向
記述・論証型の難問が出題される。公式の適用ではなく「なぜそうなるか」を答案に記述する力が問われる。大問4題構成が多く、証明問題・場合分け・不等式・確率など幅広い範囲から出題。
対策のポイント
チャート式(青)を1冊完全に仕上げた後、東大・慶應の過去問で記述答案の作成に慣れる。答案の論理展開を数学的に正確に記述する訓練が必須。
英語
重要度:高出題傾向
医療・科学系の高難度長文が複数題出題される。語彙レベルが高く、専門語彙を含む文章を正確に読む力が問われる。英文和訳・内容説明・英作文などが含まれる。
対策のポイント
毎日長文を読む習慣を作り、医療・科学系英語に慣れる。単語帳は最上位レベルまで仕上げる。英作文は早めから添削を受けて精度を高める。
理科
重要度:中〜高出題傾向
物理・化学から2科目選択(生物選択は不可)。物理は記述問題を含む標準〜難度の問題。化学は理論・有機・無機を幅広くカバーした標準〜やや難の問題が出題される。
対策のポイント
物理は現象理解を優先し、記述での説明力を養う。化学は有機の反応機構の理解を深め、構造決定問題に対応できるレベルまで仕上げる。
面接・小論文
重要度:高出題傾向
1次試験通過後に実施。個人面接と小論文の両方が課される。医師としての適性・志望動機・医療問題への意見などが問われる。配点は非公表だが合否に大きく影響する。
対策のポイント
志望動機・医師像・医療問題(AI、働き方改革、高齢化など)についての自分の意見を整理。模擬面接を繰り返し、自分の言葉で自然に話せる状態を作る。
選考フロー
1次試験
数学・英語・理科(2科目)の筆記試験。高い記述力と読解力が問われる。
毎年3,000〜4,000人程度が受験し、1次合格者は300〜400人程度。
2次試験
小論文と個人面接。1次合格者の中から最終合格者を選考。
最終合格者は110〜120名程度。1次通過後の倍率は3〜4倍程度。
現役慶應医学部生からのアドバイス
慶應医学部の入試で特徴的なのは、「答えを出す力」だけでなく「考えを説明する力」が問われることです。数学は計算して答えを出せば良いのではなく、その解法の論理展開を答案として書ける必要があります。
また、2次試験の面接では「なぜ慶應なのか」という問いに具体的に答えられるかどうかが重要です。大学の研究内容・教育方針・附属病院の特色を事前に調べた上で、自身の志望動機と結びつけて語れる準備をしてください。
Medvanceでは、実際に慶應医学部に在籍する学生が指導するため、「リアルな合格者の勉強法」と「面接で何が見られているか」を直接伝えることができます。